前作「時をかけるゆとり」に続く、朝井リョウのエッセイ第二弾。
小説に込めがちなメッセージや教訓を「込めず、つくらず、もちこませず」をモットーに綴ったそうです。
あらすじ
読んで得るもの特にナシ!
500枚超の楽しいことだけ詰まった大ボリュームエッセイ集。日経新聞「プロムナード」連載エッセイや、壮絶な痔瘻手術の体験をつづった「肛門記」を収録。
また、その顛末が読める「肛門記~Eternal~」書き下ろし!
感想
朝井リョウさんの視点から、あるあるが突き刺さるように言語化されていておもしろかった。
前作「時をかけるゆとり」も面白かったが、本作も前作に劣らない強烈エピソードが満載で、たくさん笑わせていただきました。電車で読むものではなかった。
朝井リョウさんの面白そうなことへの嗅覚、そこに積極的に飛び込んでいく姿勢、天然で卑屈な感性、作家としての執筆力など、全てが相乗的に働いて、他の誰にも真似できないエッセイが完成しています。
エピソードはどれも面白かったですが、どれにも共通しているのは朝井リョウさんの「面白そうなことを追求する姿勢」が溢れていることでした。同時にかなり卑屈であることも伝わってきますが、もし身近に朝井さんのような面白そうなことにどんどん首を突っ込んでいく人がいたら、きっとその人は魅力的に見えると思います。朝井さんや、作中に登場する眼科医のように、私も魅力的な人になりたいと感じました。
ただ、肛門記の「尿道カテーテル」の話は痛そう過ぎて、まともに読めませんでした。あれは無理です。
まとめ
朝井リョウさんの「何者」や「桐島、部活やめるってよ」などの作品を読みたかったはずなのに、図書館の予約状況の都合により、また「ゆとりシリーズ」読んでしまいました。
ここまで来たらゆとりシリーズ最新作の「そして誰もゆとらなくなった」も読むしかありません。
図書館の貸し出し順番が来るのを楽しみにしています。
以上、朝井リョウさん「風と共にゆとりぬ」でした。
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