こんにちは。今日は最近読んだ本の紹介です。
アガサ・クリスティーさんの「そして誰もいなくなった」という本です。
タイトルと、「アガサクリスティ」さんという著者の名前は知っていたものの、読んだことはなかったので教養として読んでみました。
あらすじ
世界中の名探偵が大集結! 〈ハヤカワ・ジュニア・ミステリ〉刊行開始!
第1弾は、アガサ・クリスティーの傑作長篇10作品。
100年読み継がれる名作を、子どもに。
全世界で1億部突破
十人の男女によるデスゲーム
一人ずついなくなる。嘘つきはだれ? 最後にのこるのは――?
ヴェラはある島のお屋敷に向かっていた。新しい仕事につくためだ。
が、ヴェラを待っていたのは、おそるべき死のゲームだった!?
お屋敷に集められた十人の命が狙われる。一人また一人。
島からは出られない。助けも来ない。
姿の見えない殺人鬼U・N・オーエンは何者か? ヴェラは生き残れるのか やがて衝撃の真実が明かされる。ミステリ史上もっとも有名な傑作
完訳・ルビ付き・挿絵入り。対象:小学高学年・中学生~
感想
細かく言えばツッコミどころはありますが、全体的には納得の結末で楽しく読めました。
余談ですが、「そして誰もいなくなった」のような外界と遮断された状況下で事件が起こっていくジャンルを「クローズド・サークル」と言うそうです。
「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」でも見たことがありますね。
中でも本作は「クローズド・サークル」ミステリーでは伝説的な扱いなんだそう。(wikipediaより)
コナンや金田一で「クローズドサークル」は見たことがあったので、本作でもトリックは予想がついたものの、犯人が誰かは最後までわかりませんでした。
しかし最後の最後に種明かしがあり、納得して気持ちよく読み終えることができました。
多少無理あるけど言うのは無粋ってやつです
私が特に印象に残ったのは、最後の最後の種明かしが、犯人の残した手紙で読者にだけ公開されるという点でした。
コナンや金田一では作中の登場人物がトリックを看破して犯人を明らかにしますが、本作では最後まで誰も謎が解けないまま全員死にます。
タイトル通りだね
手紙での犯人の告白が筋が通っていて、粋でいいなと感じました。
まとめ
「クローズドサークル」ではあるあるですが、登場人物が多くて誰が誰だかわからなくなることが多々ありましたが、そこは作品ではなく読者の問題。
読み始めたら忘れる前に一気に読み終えることをおすすめします。
また順序は逆になりますが、コナンや金田一を読んでからアガサクリスティさんなどの過去のミステリーを読むのも、先人へのリスペクトや共通点が発見できて面白いのではないかと感じました。
機会があれば他のシリーズも読んでみたいと思います。
以上、「そして誰もいなくなった」でした。
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